(トップ画像の引用元はHana Gatewayです)
Hana Gatewayってなに?
中央集権取引所を介さずに、暗号資産と法定通貨を取引することができるプラットフォーム。
KYCは必要なくなり、手数料も低くなるらしい。
EVMだけではなく、SolanaやBitCoinなどの非EVMも対象としている。
どうやって実現してるの?
詳しいことはまだわかってないが、zkp(ゼロ知識証明)とTSS(閾値署名スキーム)を利用しているらしい。
予想になるが、入金フローとしては
- ユーザが何かしらの決済サービスを利用し、おそらくCorriente Labs社が用意した銀行口座に法定通貨を入金
- 決済サービスからの入金確認メールをユーザが受け取る
- ユーザが、決済サービスからのメールを受け取ったことをゼロ知識証明で証明
- Corriente Labsが3をデータとしてHana Gatewayに反映
- このタイミングでCorriente Labs社が作成したHana Network(レイヤー0ブロックチェーン?Cosmos的なもの?)にデータが反映される?
という形になるのではと思う。知らんけど。
TSSは、取引時に利用するMPCウォレットの署名管理に使われているのではないだろうと予想している。
Google DriveにMPCのキーシェアの1つを保存する必要があるので、ログイン時にGoogleアカウントが必要になり、認証を行うのかなと。
GoogleでOAuthしてそのままログインすればいいのに、別途パスワードを要求されるのは、おそらく秘密鍵復元のためのパスフレーズかな。知らんけど。
とりあえず触ってみた
ログインし、しばらくすると取引test用のトークンが配布される。
すごくお金持ちになった気分が味わえる
早速BTCを「bc1qpy6wpe7arz6rrqqngtusk5lcmes3kaxc82zy22」に転送しようとしてみたが、エラーが出た、アドレスが不正らしい。
代わりにETHを「0x054aD979a19496992D9eB21076203308Fc33b8F4」に転送してみることにした。
今度は動いたが、「成功!」というメッセージが表示されるだけで、トランザクションのハッシュなどが現れる様子がなく、トランザクションの履歴も表示されない。今後の課題と言ったところか。
エクスプローラーを見てみたが、特にトランザクションの履歴が現れた様子がない
タイムラグだろうか。そもそも今使っているアドレスはどこだろう。Sepoliaでもないのかもしれない。もしかしたらHana Networkのエクスプローラーとかがあるのだろうか。
所感
元々取引所で働いていた身からすると、必要な作業や確認のためにかなりの人手や時間がかかり、そのためのコストはユーザに跳ね返ってくる印象を持っている。
このプロダクトが成長することにより、『不正行為・複雑なKYC・高い手数料』が解決されるのであれば、とても明るい未来が待っているような気がする。
Tutorial of Hana Gateway
We are pleased to announce “Hana Gateway”, the first use case of Hana Network.
https://medium.com/hananetwork/tutorial-of-hana-gateway-49938bb8ce66
「Hana Gateway」がテストネットローンチ、ゼロ知識証明活用で暗号資産と法定通貨のP2P取引の実現へ | あたらしい経済
「Hana Gateway」がテストネットローンチ Corriente Labs(コリエンテラボ)が、「Hana Gateway(ハナゲートウェイ)」のテストネットローンチを1月22日発表した。 「Hana Gateway」は、ゼロ知識証明(zkp)の活用により、取引所なしで暗号資産(仮想通貨)と法定通貨のP2P取引を実現するゲートウェイプラットフォームとのこと。仲介者不要であることから「低い手数
https://www.neweconomy.jp/posts/365565